海外貿易・輸入・輸出のやり方を大阪の貿易会社が情報紹介します。

海外送金をする

 海外との取引にはいくつも壁がありますが、めんどくさい壁の一つが「海外送金」
日本国内の振込なら、ATMでも銀行窓口でも簡単に振り込めますが、海外だとどうなるの?
簡単にまとめてみました☆

 外国への送金によく使う通貨は、まずこの2つですね。
自国の通貨:日本円
世界で最も流通している基軸通貨:アメリカドル

簡単にその送金の流れを見てみましょう。

1:海外取引先に送金情報を教えてもらう

 基本的にこの情報はすべて英語でもらいましょう。
最低限確認したい内容は、以下の6点
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①受取人名義 :Beneficiary’s Name
②受取人の住所:Beneficiary’s Address
*商品代金を送金する場合、法人名義口座宛が無難です。
特に中国などでは、個人名義口座への支払は内容確認で止まってしまうことがあります。要注意です。

③受取人の銀行名 :Account with Institution
④受取人の銀行支店名、住所:AccountBranch and Address (收款地址)
⑤受取人口座番号 :Beneficiary’s A/C NO. (收款人帐号)
⑥SWIFTコード
*国際標準規格の金融機関識別コード。
なくても送金は可能だが、万が一スペルミスなどがあっても確実に銀行を特定できるので、教えてもらいましょう。
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これを教えて!と言っても海外パートナーは一部しか埋めてくれないことが多いので・・・
当社ではエクセルで記入用のシートを作って、「これ全部英語で埋めて!」と頼んでます。

2:銀行に送金情報を伝えよう

 先方の情報はそろった、いざ送金のため銀行へ。
ある程度大きな銀行ならいきなり行って「海外に送金したい」とお願いできますが、
小さい銀行だと担当者がいなくて慌てたり、待たされたりします。
初めての場合、一旦銀行窓口に電話で内容を伝えてから、訪問することをお勧めします。

 現在はほとんどの金融機関でWEB送金ができるようになっているので、
定期的に送金があるなら、そちらを導入するとラクチンです。(月額1,000-2,000円程度かかります)

3:送金金額を確認しよう

 日本円を送金する場合、特に考える必要はないですが、
外貨を送金する場合、常にレートは変動しています。
米ドルを送金する場合、毎朝10時頃に各行で基準となる為替レート(仲値/TTM)が決まります。
これに銀行の為替コスト(通常1円)を上乗せされたTTSというレートで、USDを買うことができます。

例)当日の仲値(TTM)が120円の場合、日本円をUSDに変えて送金する場合は1ドル121円(TTS)で両替して送金できます。
逆に保有しているUSDを日本円に変える場合、1ドル119円(TTB)で両替となります。

4:銀行に行って送金申込を書こう

 銀行に訪問して、窓口で送金を依頼するとします。
①で取引先の情報をしっかり英語でもらっているので、それを転記すればOK。
自社の情報も基本的に英語で記入します。もちろん、銀行届出印も忘れずに。

送り先、自社の情報以外に以下を書くこともあります。
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・関係銀行手数料:「受取人負担」「依頼人負担」から選んでどちらかにチェックをします。 
         取引先と話して事前に決めておきましょう。費用目安は1,000~1,500円程度です。
         但し、後述の海外送金ルートにより手数料が変動しますので、先方の負担金額はこの時点ではわかりません。
         同じ銀行間でも毎回手数料が変わることもあり得ます。

・送金目的 :商品代金の場合"Payment for goods" と書きます。
・商品名(商品代金の場合):当社の場合は"Screws"(ネジ)など、具体的な商品名を書きます。
・商品原産地、船積地   :”CHINA"など記入します。船積地は国名だけでなく、”SHANGHAI"など地名の方がいいです。
・受取人へのメッセージ :記入必須ではないですが、納品書や請求書の番号を書くことが多いです。

・送金許可の有無、許可番号:武器や核など特定商材の支払には許可番号が必要です。通常は”無”でOKです。
・特定取引先の場合の確認 :北朝鮮、イラクなど特定地域と隣接している国に送金する場合、
              注意事項を読んでこれらの国とは関係ない送金である旨をチェックする事があります。

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これらの情報がスペル1つでも間違ていると、止まってしまうことがあります。
その際手数料だけ発生して、送金出来ずにお金が戻って来てしまうので、十分に注意しましょう!

5:手数料を払って申し込もう

 日本国内での振込と同様に、振込手数料は銀行によって違います。
だいたい、USDの送金は1件3,000円か。銀行によっては金額に応じて手数料が加算される場合もあります。

日本円の場合はさらに追加され、4,500円~が目安になります。(上述の送金手数料+リフティングチャージ)
こちらも送金額に応じて金額が加算される銀行もあります。

6:送金完了から先方に着金するまで

 日本国内での振込の場合は当日着金しますが、海外への送金はそうとは限りません。
銀行のオフィシャルな回答としては「着金まで1週間程度」というところもあります。

 実は海外送金には、自分の銀行と相手の受取銀行との間に1~4個の銀行を介します。
どのルートを経て届くのかは、やってみないとわからないことが大半です。
また介在している銀行での手続き状況は、日本の自分の銀行からは確認できません。(別途有料で依頼は可能)
「どうしてまだ届かないの?」と聞かれても簡単に調べることができません。
「海外送金には1週間程度かかる」と思って、早めに手続きをしましょう。

 

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