海外貿易・輸入・輸出のやり方を大阪の貿易会社が情報紹介します。

トラブルの時

トラブルに備えて

「トラブルをトラブルとしない!」

みなさんが「貿易は怖い」というイメージをもしお持ちなら、このトラブルに対してではないでしょうか。
トラブルはつきもので、8年やっていますが、僕もトラブルは怖いです。
トラブルに対してのコツはたった2つです。

トラブルが起きる前には、
「普段から信頼関係を築いておけ!」

トラブルが起きてしまった時は、
「現地に行ってトコトン話し合え!」

これしかありません。

僕は貿易をはじめて1年位で大きなトラブルがありました。
ある日、台湾から入荷させたネジの入りが悪い、と販売店からクレームがひっきりなしにきました。
ネジのねじ込み試験でのスピードの条件で大阪で僕がやると「不合格」
台湾の工場でやると「合格」となるよう。
しかも販売店からは「建築現場のユーザーからは入りが悪い」というクレームが来て、返品の山。
さらにものがないため、入荷したいが、その商品の品質もこちらでは不合格・・。

当時の僕が取った行動はメールで仕入先に対応を求め続ける、という極めてドライな行動でした。
ほとんど電話もしないまま、先方との感情的なやりとりが続きました。
事態は一向によくなりませんでした。僕のドライな性格と語学力のつたなさ(当時は英語)で普段の信頼関係は築けていませんでした。
ラッキーなことに新しい仕入先と出会いそのトラブルはなんとか解決したのですが・・・

結局その仕入先との取引はなくなりお互いに修復不可能なほどのミゾが出来ました。

僕は合理的な人間なので、
「トラブルが起きた時は、仕入先が駆けつけるものだろう」
「こちらは悪くないのに交通費や時間を使っていくのは馬鹿げている」
と考えていました。

ですが、そのような考え方と行動ではトラブルはさらに事態を悪化させてました。
その後、多くの学びを得て、トラブル時は、ウエットな「気持ちのつながり」こそが根本にある、と感じています。
お互いの強固な信頼関係は、どんな細かな契約や取り決めも越えてしまうものです。
逆に言うと、どんなに細かい契約や取り決めをしても、お互いの心が離れていれば、いい仕事はできません。
結婚するときに、お互いに細かな契約書を交わさないのと同じです。

これは「細かい取り決めは必要ない」と言っているわけではありません。
細かい取り決めも場合によって必要ですが、売り手になった時に、ペナルティや罰則でがんじがらめにされた時、
その会社のためにプラスアルファの仕事をしてでも頑張ろうとは思わないと思います。

僕が言っているのは理想論ですが、契約書が必要ないくらいの信頼を築ける会社、価値観を共に出来る会社、
こういうパートナーを探し続けることがトラブルを防ぐベストだと感じています。
トラブルが起きてしまった時は、お金と時間をケチらずに現地に飛んで(たとえ、先方が100%悪かったとしても)、メシでも食べて話せば譲歩案も出てきます。

トラブル例

といってもトラブルは起きます。トラブルというのを「相手とのもめごと」と言うと少ないのですが、不良品、誤発注などで失敗し、損失を折半したり、処理したりという話し合いは毎月のように起こっています。
実際の失敗談にみなさんも興味があると思うので、ここにシェアさせて頂きます。これらはうちの会社が経験したものに加えて、知人や取引先が経験したものです。
ぜひ失敗を先回りして潰すことに集中してください。

失敗例

・海外の仕入先からメールテキストで見積もりをもらい、顧客に出し受注に。その後、仕入先からあの見積は「間違いだった」。逆ざやになってしまう。
・外箱の色が仕入先によって微妙に違う。パントーンのコード通り作ったが違っていた。顧客から変えてほしいとクレーム。
・ネジをメッキ無しの生地で入荷させたが、部分的にサビが見つかった。
・JIS認証がいるというのを顧客から聞いておらず、東南アジアで製造して入荷させたが、受け取ってもらえず。
・SUS302の加工製品をいれたら、200番か400番台のものだったことが発覚し、緊急で日本の業者につくってもらった。
・寸切ネジをコンテナで入れたが、パレットが崩れて出せず。結局4~5人で1日手作業で下ろす。
・六角ナットが公差外。コンテナ20トンごと海外メーカーに返品。

 

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